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宝株戦略コースの活用法 1

「宝株戦略コース」においてお宝株を発見する方法には、次の2通りがあります。

  1. 「宝株抽出」を選択して、お宝株を見つける方法。
  2. 「指標別ランキング」を選択して、お宝株を見つける方法。

上記2種類の中では、1.の方が解り易いと思いますので、まずはこの方法から入ることをお勧めします。

「宝株抽出」によるお宝株発見法

この方法による具体的なお宝株発見法は、次のような手順になります。

  1. 「宝株抽出」→「抽出実行」とクリックすると、ほんの数秒でお宝株候補銘柄が拾い出されます。(銘柄抽出のための標準的な条件があらかじめ設定されていますが、これを「条件設定」で変更した上で抽出を実行することもできます。)
  2. 抽出された銘柄の一覧表が表示されたら、その中から「本日の道案内」に示されたパターンの銘柄、または御自分の求めるパターンの銘柄に着目します。
  3. 一覧表の銘柄は、チャンスを拡げるために比較的ゆるい基準で幅広く拾い出されたものになりますので、その中から「お宝株」としての魅力を感じる銘柄・納得のできる銘柄を、御自分の判断で絞り込んで勝負します。
「宝株抽出」における「お宝株」のパターン
「超大幅高銘柄限定型」 その日に大幅な値上がりでもみ合いを離脱した銘柄の中 で、出来高や前日のS活性度の数値等の条件を満たしたものになります。このパターンからは、株価倍増以上のお宝株がよく出現しますが、失敗もよくあります。 従って、成功率を高めるためには、翌日は見送って、翌々 日以降に直近の高値を更新した銘柄を狙うべきです。

※「S活性度」は、その時点における直近20日間(立会 い日数)の株価変動の大きさを表すもので、前日の数値 が小さいということは、株価の変動が小さい均衡状態で あったことを意味します。

「離脱買い銘柄限定型」 その日に均衡状態やもみ合いを離脱した銘柄の中で、出来 高や前日のM活性度の数値等の条件を満たしたものになり ます。これも、成功率を高めるためには、翌日は見送って、 翌々日以降に直近の高値を更新した銘柄を狙うべきです。

※「M活性度」は、その時点における直近60日間(立会 い日数)の株価変動の大きさを表すもので、前日の数値 が小さいということは、株価の変動が小さい均衡状態で あったことを意味します。

「始動直前銘柄限定型」 かつて活性度の大きかった銘柄の値動きが、次第に鎮静化 して値動きの小さい均衡状態になっている場合には、近い 将来に再び大きく動き出す可能性が高いと想定して、先回 り買いまたは先回り売りを狙います。その際、市場全体が 上昇基調にあって、しかもその銘柄に下値が少ないと判断 すれば先回り買いを、下降基調でしかもその銘柄に上値が 少ないと判断すれば、先回り売りを狙います。
「大底逆張り買い型1」 M騰落度の数値とMラインの連続下降日数によって、値幅 と日柄の整理の程度を測定して、その銘柄の大底圏での買い 出動を狙います。標準的な条件は、M騰落度−55以上ですが、 銘柄の格・業績見通しの良し悪し等によって条件を加減すれ ば、成功率は一段と高まります。

※「Mライン」は、50日株価移動平均線が10日前より高 い場合には赤色で表示し、10日前より低い場合には青色 で表示するもので、同一色の連続日数による日柄の判断 や、「騰落度」による株価変動の度合いの判断の基礎と して利用します

※「M騰落度」は、Mラインの転換水準からの株価変動率 を指数化したもので、この数値のマイナスの値が大きい ほど、転換点からの値下がりが大きいことになります。

「大底逆張り買い型2」 M乖離度とL乖離度を併用することによって、下げ過ぎて いてリバウンドの可能性の高い銘柄を発見し、買い出動します。その場合の標準的な条件は、M乖離度−30以上かつL乖離度−40以上で、この基準に合格する銘柄が1日に大量に出現した場合には、成功率が一段と高まります。

※「M乖離度」は、50日株価移動平均線と株価の終値の乖離の度合いを数値化したもの、「L乖離度」は、100日株価移動平均線と株価の終値の乖離の度合いを数値化したものになります。

「下降後反騰買い型」 M騰落度とMラインの連続下降日数によって、日柄的に十 分過ぎるほど整理され、かつ値幅的にも十分に下げている 銘柄の大底圏での切り返しを狙います。標準的な条件は、Mラインの連続下降日数160日以上、かつM騰落度−40以上 で、銘柄の格・業績見通しの良し悪し等によって条件を加減 すれば、成功率は一段と高まります。
「急騰後売り転換型」 M活性度とMラインの連続上昇日数によって、比較的短期 間に大幅に値上がりした銘柄を特定し、その銘柄が反落に 転じたと思われるポイントを捉えます。そして、その銘柄 が貸借銘柄であれば、カラ売り出動を検討します。特に、 ストップ安のような大陰線となった場合は、成功率が高く なります。
「長期上昇後売り転換型」 M騰落度とMラインの連続上昇日数によって、長期間かけ て大幅に値上がりした銘柄を特定した上で、その銘柄が反落 に転じたと思われるポイントを捉えます。その場合、市場 全体が下降基調にあれば、成功率はいっそう高くなります。

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宝株戦略コースの活用法 2

ここでは、「宝株戦略コース」において、「指標別ランキングを活用してお宝株を発見する方法」について説明します。(この方法には、中級者から上級者用の内容がある程度含まれていますので、簡単な発見法を希望される方には、「宝株抽出」の方法をお奨めいたします。)

日経平均や個別銘柄の数値を表示する
  1. 「宝株戦略コース」の中の「指標別ランキング」を選択すると、まず日経平均から始 まって、銘柄コードの若い順番に数値の一覧表が表示されます。
  2. 希望する銘柄の数値を表示したい場合には、一番右側の「検索」という項目の左側の ワクをクリックして銘柄コードを入力し、続いて「検索」という項目をクリックしま す。このことによって、ランキングとは無関係に、その銘柄の数値を表示することが できます(日経平均に戻る場合には、1001を入力します)。
「指標別ランキング」によるお宝株発見法

「指標別ランキング」による具体的なお宝株発見法は、次のような手順になります。

  1. まず、1番左側のワクに表示されている「日付」を確認し、ランキングを表示する日付を変更する必要がなければ次の手順に進み、変更したい場合には日付のワクをクリックして、表示された日付の中からどれかを指定します。
  2. 左から2番目のワクで、ランキングの対象となる「市場」を確認または変更します。
  3. 次に、左から3番目の「ランキング項目」という見出しの付いたワクをクリックし、表示された項目の中から、ランキングを作成したい項目を選択すると、ほんの数秒でその項目の上位20銘柄の一覧表が作成されます。 そして、その中から「お宝株」として魅力のある銘柄を、御自身の判断で選別します。 (ランキング用各項目の意味合いと利用法については、後述します。)
  4. 左から4番目のワクでは、「上位」のランキングを作成するのか、それとも「下位」のランキングを作成するのかを、指定することができます。
  5. 左から5番目のワクでは、ランキングを作成する「件数」を指定することができます。
  6. 左から6番目のワクでは、一覧表を「簡易型」で作成するか、または「詳細型」で作成するかを指定することができます。
各項目の意味合いと利用法
「銘柄コード」 これを選択した場合には、常に銘柄コードの若い順番に、 数値一覧表が表示されます。
「前日比」 その日の値上がり率の大きい順に、一覧表が表示されます ので、人気銘柄を把握することに役立ちます。なお、下位 のランキングでは、値下がり率の大きい順になりますので、 カラ売りの候補銘柄を探す際に役立ちます。
「出来高」 その日の出来高が多い順に、一覧表が表示されますので、 人気銘柄や人気業種を把握することに役立ちます。下位の ランキングは、出来高の少ない順になりますので、お宝株 探しには殆ど無関係です。
「出来高倍率」 出来高そのものの数値ではなく、出来高60日平均に対しての倍率の大きい順に一覧表が表示されますので、発行株式数の多少にかかわらず、その銘柄の出来高面からの活発度の判断に役立ちます。 これは、特に「超大幅高銘柄限定型」や「離脱買い銘柄限定型」においては、重要な条件の一つになります。
「高値ライン更新率」 その日の終値による直近高値の更新率の大きい順に、一覧 表が表示されます。つまり、前日までの過去60日間(立会 い日数)の高値を、何%更新したかを知るためのもので、 しばらくぶりにこの数値がプラスになった場合には、買い 場として注目に値します。これは、上記の出来高倍率と ともに、「超大幅高銘柄限定型」や「離脱買い銘柄限定型」に おける重要な条件の一つになります。
「安値ライン更新率」 その日の終値による直近安値の更新率の大きい順に、一覧 表が表示されます。つまり、前日までの過去60日間(立会 い日数)の安値を、何%更新したかを知るためのもので、 もみ合いからの下放れを捉える際に役立ちます。
「Mライン日数(上昇)」

以下の説明において用いる「Mライン」とは、50日株価移動平均線が10日前よ り高い場合には赤色で表示し、10日前より低い場合には青色で表示するもので、 同一色の「連続日数」による日柄の判断や、「M騰落度」による株価変動の度合い の判断の基礎として利用します。

「上位」の場合は、Mラインが赤色に転換してからの連続 日数の長い順に、一覧表を表示します。また、「下位」を 選択した場合には、Mラインが赤色に転換してからの連続 日数の短い順に、一覧表を表示しますので、上昇に転じて からの日柄の浅い銘柄を拾い出すのに役立ちます。
「Mライン日数(下降)」 「上位」の場合は、Mラインが青色に転換してからの連続 日数の長い順に、一覧表を表示します。また、「下位」を 選択した場合には、Mラインが青色に転換してからの連続 日数の短い順に、一覧表を表示しますので、下降に転じて からの日柄の浅い銘柄を拾い出すのに役立ちます。
「M騰落度」

以下の説明で用いる「M騰落度」とは、乖離度のようにその日の株価移動平均線の水準とその日の終値を比較するのではなく、Mラインが転換した時点の株価移動平均線の水準と終値を比較して、それを数値化したものです。

「上位」の場合は、「M騰落度」のプラスの値が大きい順に、 一覧表が表示されますので、カラ売りの候補銘柄を発見 する際に役立ちます。また「下位」の場合は、「M騰落度」 のマイナスの値が大きい順に、一覧表が表示されますので、 「大底逆張り買い」としてのお宝株の発見に役立ちます。 その場合の標準的な条件は、M騰落度-55以上ですが、銘柄の格・業績見通しの良し悪し等によって条件を加減すれば、成功率は一段と高まります。
「総変動率」 「上位」の場合は、「総変動率」のプラスの値が大きい順 に、また「下位」の場合は、「総変動率」のマイナスの値 が大きい順に一覧表が表示されます。これは、指数化せず に変動の大きさを実数で表すもので、実際の値上がり幅や 値下がり幅を、直接的に把握するために役立ちます。
「S活性度」 「S活性度」の大きい順に、一覧表が表示されます。この 「S活性度」は、その時点における直近20日間(立会い日 数)の株価変動の大きさを表すもので、この数値が50を超えるような極めて 大きい場合には、過熱状態または売られ過ぎの状態にある ことを意味しますので、カラ売りや逆張り買いの前提条件 として役に立ちます。(「下位は、利用しません。」)
「M活性度」 「M活性度」の大きい順に、一覧表が表示されます。この 「M活性度」は、その時点における直近60日間(立会い日 数)の株価変動の大きさを表すもので、この数値が60を超えるような極めて 大きい場合には、過熱状態または売られ過ぎの状態にある ことを意味しますので、やはりカラ売りや逆張り買いの前 提条件として役に立ちます。(「下位は、利用しません。」)
「前日S活性度」 前日における「S活性度」の大きさの順に、一覧表が表示 されますが、ランキングとしてはあまり意味がありません。 これは、この数値が低い場合には、前日までの20日間(立 会い日数)が値動きの不活発な均衡状態にあったことを意味し、そのような状況から大きく始動するパターンは買い 妙味が高いため、「超大幅高銘柄限定型」の前提条件の一 つとして用います。
「前日M活性度」 前日における「M活性度」の大きさの順に、一覧表が表示 されますが、ランキングとしてはあまり意味がありません。 これは、この数値が低い場合には、前日までの60日間(立 会い日数)という比較的長い期間の値動きが不活発な均衡 状態にあったことを意味し、そのような状況から始動する パターンは買い妙味が高いため、「離脱買い限定型」の前提条件の一つとして用います。
「最大M活性度」 「M活性度」が最も大きかった時点の数値の大小の順に、一 覧表が表示されますが、これもランキングそのものとして は、あまり意味がありません。 これは、主に次の「M活性 度減少率」を算出するための基礎数値として用います。
「M活性度減少率」 「下位」を指定すると、上記の最大値からの「M活性度の減少率」の大きい順に、 一覧表が表示されます。つまり、最も活発に動いていた時期からの株価変動の鎮静化の度合いを示すもので、 縮んだものはいずれ再び膨らみ出すという考え方に立って、先回 り買いまたは先回り売りを狙う際に活用します。「上位」は用いません。
「M乖離度」 「上位」の場合は、その日の終値が50日株価移動平均線 から上にカイ離している度合いの大きい順に、一覧表が表示されますので、カラ売り候補銘柄の発見に役立ちます。 「下位」の場合は、その日の終値が50日株価移動平均線 から下にカイ離している度合いの大きい順に、一覧表が表 示されますので、次のL乖離度と併用して「大底逆張り買 い2」の判定に役立てます。その際には、−30以上が標準的な条件になります。
「L乖離度」 「上位」の場合は、その日の終値が100日株価移動平均線 から上にカイ離している度合いの大きい順に、一覧表が表示されますので、カラ売り候補銘柄の発見に役立ちます。 「下位」の場合は、その日の終値が50日株価移動平均線 から下にカイ離している度合いの大きい順に、一覧表が表示されますので、上記のM乖離度と併用して「大底逆張り 買い2」の判定に役立てます。その際には、−40以上が標 準的な条件になります。

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